今回 ご紹介します この本は、高校の同級生の浦山 明俊氏の小説家としての処女作です。

我々の母校 秋川高校はもうなくなってしまいましたが、全寮制男子校で 学年主任によって その締め付けは 天と地だったようです  我々の学年は、刑務所よりはるかにきつく生徒を締め付けるのは いくらなんでもやりすぎだ と問題になっていたそうです。そんな苦しい三年間 同じ釜の飯を食った仲間の活躍は ほんとうに嬉しいです。浦山君は、高校時代の集まりには出てこないので 今は SNSでのつながりとなっています。

彼のプロフィールは 小説家、医療ジャーナリスト また 服飾に造詣が深く企業のトップなどに色使いをアドバイスするなどして活躍中です。”絵本とは違いすぎる原典アンデルセン童話”は 日本国内ばかりでなく海外でも翻訳本が売れたと聞きます。ここまでは ふーん という感じでですが 彼のプロフィールの最後の行には プロの陰陽師とあります。これは興味をそそられます。陰陽師の定義は 私にはわかりませんが 悪魔払いができるのか、妖術がつかえるのか お会いする機会が訪れたら是非聞いて見たいと思います。

今回の本の 東京百鬼はフィクションとの事ですが 主人公の陰陽師 石田 千尋さんは実在の人物です この物語では 相棒の小島幹大と共に 依頼を受けた 除霊を次々とおこなっていく物語です。このシリーズが何冊か販売されています。除霊と言いますと 昔、エクソシストという映画が思い出されます。悪魔に取り憑かれた小女を神父さまが命をかけて守る 取り付いた悪魔を退治するというストーリーだったと記憶してますが、同じ除霊でも陰陽師の除霊は 少し違います。力ずくで霊を退治し、消し去ったしまうのではなく、霊の無念さや悲しみを受け入れ、自ら張った結界の内部に再現して、霊の気持ちを発散させます。そして霊に穏やかな気持ちを取り戻させて、それから神上がりをさせる  霊にも幸せの道に立ってもらう、それをお手伝いするのが陰陽師の仕事だそうです。それから相棒の小島 幹大は、陰陽師ではありませんが 見鬼(けんき)なのだそうです。見鬼とは 見えざるものがみえる、霊視ができる者のことだそうで  生まれつき 死んだ人や霊が見えるひとが いるそうです。海外の映画にも たとえば シックスセンス、キアヌ リーブスのコンスタンチンなど 死んだ人が見える人物があつかわれたいます。もしかすると世界中に見鬼がいるのかもしれません。因みに わたしは、何も見えません。UFO も見た事がありません。不思議な力が私にもあったらいいなと 思うこともありますが 残念ながら 何もなさそうです。

上の絵の装束姿が 除霊するときの正式な衣装の様です。霊は霊本体とは 別に まわりに瘴気というエネルギーみたいなものを発散していて 生身のからだが その瘴気にふれると 体にダメージを受けるそうです。この装束がまるで鎧のような役目をしれ陰陽師を守るとのことでした。女性の場合は 巫女さんの衣装が その役割を果たすそうです。

このシリーズ 次も読んでみたいと思います。これはアマゾンで購入したのですが   浦山君も 本人の昔の作品を読み返したい時 アマゾンで購入してるそうです  ちょっと 笑えます。出版社つついて貰えないないものなんですかね。