昨日は 腹腔内出血に対する外科アプローチということで かなり対応の難しい症例のセミナーでした。腹腔内出血 つまり  血液が どこからか 漏れて お腹の中に 溜まってるという状況です。こういう症例は なかなか 助けられない事も多いのですが 少しでも はやく診断して対応すれば もしかすると 助けられる もしくは 寿命を伸ばせるかもしれない。そのために 傾向と対策を学んで来ました。

大量の血液が お腹に溜まって パンパンになっていたら さすがに 分かりやすいですが でも この状況では 輸血が必要かもしれません。また ほんの少しだけ お腹の中の臓器から 出血しては止まり出血しては止まりということを 繰り返している こういう場合は まだ 大抵元気なので この時点で 手術など できましたら ベストです。出血の出所となる臓器ですが 腫瘍のできた脾臓と肝臓が多いとの事です。

いろいろな 対応を紹介されましたが これが なかなか  難易度が 高かったです。手術すべきか しない方がベストかの 見極めも大切なところです。手術前に 癒着の有無 出血部位の腫瘍の性状 位地 大きさなど どれだけ把握できるかがキモです。まだまだ 自分の力不足を感じた一日でした。