昨日は、午後の診療を お休みさせて頂いて 御茶ノ水までセミナーを受けにいってまいりました。

前半は、眼瞼腫瘤の傾向や対策を 同じ世田谷区の眼科専門病院 Eye Vetの院長 小林先生の講義でした。実は 良性の腫瘤が多いなか 悪性の腫瘤も確実の存在して あまり様子見ていると 眼球の周りにガン細胞が回り込み 中には脳神経まで転移することがあるとのこと ちょっと 怖い話もありました。ちょっと 金額が掛かりますが積極的に病理検査を おススメしていきたいと思います。

後半は、眼瞼腫瘤に対しての凍結治療 主にセミナースポンサーの会社の機器 クライオプローブの使用が中心でした。

これは、ペン型で先端からマイナス89℃の亜酸化窒素が噴出して 腫瘤を凍結させるという機器です。私もこの少し前のモデルを使用しておりますが なかなか コツが要ります。今回 そのコツをきいてまいりました。麻酔がいらないというのが 魅力です。高齢のワンちゃんネコチャンか増えてきて もう麻酔はムリそう  そんな場合この治療はもってこいですね。

凍結治療は かなりの歴史がある様ですが、ここ最近は レーザー治療に取って変わられているイメージが有ります。しかし 再び 注目され始めているそうです。今回の機器は 体表のみですが 人のガン治療で 乳がんや肝臓がんに 外から針を刺して ガンの塊を凍らせて ガンの塊を破壊するなんて治療があるそうです。お腹も開かないし 副作用の心配な薬も体に入らないし 入院も 少ないしいいことばかりです。医療の進歩はすごいです。これからも情報を常に 仕入れていかなくてはと 痛感しております。